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閑話及第-598

閑話及第--韓国で日本の天皇を表す言葉は「日王」です。天皇という表現を誰かが使いでもしたなら、すぐに批判が起きます。これは韓国人が勝手につけた呼称です。日本人が侮辱されたような気持ちになるのは当然です。韓国政府とメディアが天皇と宣言すれば、それだけで、日本内の韓国に対するイメージははるかに良くなるでしょうね。                           日本人の中には、韓国は日本の統治を受けた「過去」があるため、自尊心を傷つけられた韓国人が「天皇」という文字を見るだけで反感を抱いてしまう考えが誤解です。韓国は戦後も「天皇」という表現を数十年間使ってきたし、それはごく当たり前の表現として受け入れられていたのです。数十年も経ったある日、唐突に発生した「天皇アレルギー」がありました。それは何かというと、1989年1月の昭和天皇の死です。昭和天皇危篤のニュースが伝わった時期に姿を見せ始め、崩御の一報とともに急激に増え、それがメジャーな呼び名になってしまったのです。そして30年が経った今では「日王」が完全に定着し、「天皇」は禁
句扱いに代わってしまいました。これは韓国の悪しき世代交代でしょうね。                    昭和という時代の幕が下りたとたん韓国が態度を変えました。誰かの訴えでもなく、誰かが決めた方針でもなく自然な流れです。「世代交代」と関係があったのです。この時、各メディアで主戦力といえるクラスは30~40代の「戦後生まれ」の人たちで、彼らにとって天皇はただ新聞とニュースでしか接したことがない存在だったのですね。日本統治時代に、小学生もしくは中学生だった人たちの頭の中に残っている「天皇」の存在感とは雲泥の差があったのです。

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閑話及第-597

閑話及第-フランスのマクロン大統領はEU首脳会議後「欧州がナイーブな時代は終わった」と語り、対中政策を軌道修正する考えを示しました。これまでのようにEU加盟国が個別に中国と交渉するのではなく、EU共通の戦略が必要だと強調しました。EUは中国の市場開放は不十分とみていて、中国側に是正を促していくとのことです。                      ドイツのメルケル首相も中国はパートナーでもあるものの、政治システムの異なる競争相手でもあると述べて、相互性が重要だと繰り返しています。つまり、片方の利益を得るような偏った関係は受け入れられないという認識を示したのす。 欧州は巨大な中国市場を重視して、経済で良好な関係を築こうとしていました。しかし、中国企業が欧州で企業買収などを進める一方、欧州企業には同じことが中国で認められないため、技術の強制移転などを迫られている不満が高まっていました。欧州委員会は市場開放やEUの投資審査の強化などを盛り込んだ10項目の行動計画を提案。警戒をあらわにしていました。問題は欧州が一枚岩でまとまれるかどうかです。中東欧16カ国は中国と定例の首脳会議「16プラス1」を開いていて、インフラ整備などで中国への依存度が高まっています。ポイントはヨーロッパが一枚岩になれるか、また、中国の作戦により個別交渉で押しきられて、多額の投資をうけたりして債務国になりさがるかどうかのところです。

閑話及第-596

閑話及第-高田馬場駅近くにモンゴル料理店があります。中国の内モンゴル自治区の料理だそうで、この地区を知る中国人が集まる店です。チベットやネパール料理の店もあり、お客さんは留学生とか日本在留の現地人です。また、中国の火鍋店がありました。開店から日が浅いようで、入り口に花輪が飾られていました。看板もメニューも日本語が一切なかったので驚きました。                                           友人の中国人に言わせると人手不足だそうです。店を開こうとしても、日本人のスタッフが集まらない。したがって、中国人留学生頼みになる。しかし彼らは日本人客の注文をしっかり聞くことができるほどの日本語力がない。だから客は中国人限定。日本人が入ってくると困る。実際に対応が無理なため、看板から日本語を外した、と話していました。結局その店で、日本語が通じたのは主人らしき女性ひとりでした。                 ところが、お店の本音はっこの説明とは違います。その理由とは、日本人客は儲からないんです。中国人客の大半は留学生であり、日本に駐在や移住している社会人ではありません。留学生は中国の富裕層の子供たちです。そのため裕福です。
日本人客より高い料理を頼んでくれる客単価の高い客なのです。同様な現象はアメリカのロスでバブル時期にありました。つまり、看板に英語を入れない商売です。日本からの留学生の親はバブルで当てたタイプが多いため、仕送り額が多く。ひと晩で100ドルぐらい使っていました。アメリカ人はオクラホマとか地方から映画スターを夢見てロスにやってきて学費を稼ぎながら夢と希望でその日暮らしを頑張る人たちばかりでした。商売としてみれば、日本人限定にしたほうが儲かるわけです。         
中国や他の国の有名大学に合格できなかった富裕層の中国人の子供たちが日本の大学をめざして来日します。高田馬場や大久保には、日本の大学や大学院を狙う留学生向けの予備校があります。中国人学生は1200人を超えているそうです。日本の街は中国人に寄生されつつあります。彼らが日本の国益に貢献すると思いますか?「后程塾」(中国語で予備校の意味)が繁盛しても日本人に利得はありません。移民のはじまりはここにも見られました。

閑話及第-595

閑話及第-フランスのマクロン大統領が、大統領や首相、企業経営者を多数出してきたエリート養成機関、国立行政学院(ENA)の廃止を打ち出すかもしれません。フランス世論を二分する議論出るのは確実です。社会格差の是正を目指す待望の改革ととらえる人がいる一方で、大衆に迎合する愚行とエリートにより指摘される声が強いです。 フランスはエリート教育が認められています。エリートは社会をリードする別格のグルプと公認されていて特別な教育を受けるのです。これが社会階層が固定化した現状を是正するという動きに移行しているのです。そのエリート校であるENAはますます特権階層のためのものになりつつあると見られています。同校は、毎年100人前後のエリートをフランスの行政機関上層部に送り込んでいて、エコール・ポリテクニーク(理工科学校)などもある高等教育機関グランゼコールの中では頂点に位置するのです。こうした教育機関の大半は少数精鋭主義で、他の欧米諸国よりも入学が難しいことでも有名です。                                      マクロン氏が訴えかけているのは「機会が平等な社会と優れた国家を実現するには、人材採用、キャリア、行政機関の上層部への昇進に関するルールを刷新しなければならない。だからこそENAなどの教育機関を抑制して、職業訓練、人選、キャリア開発の制度を改める」という話です。「黄色いベスト」の沈静化策として辞しするに過ぎないのですかね。自らも出身であるフランス独自の教育機関であるENAを存続させることに懐疑的なのは、すでに、その存在価値を失っているとみなしているからですかね。「フランスほど意図的にエリート層を生み出し、生涯通用する特権を与えている国は他にはない。きわめて排他的な制度だ」は終り。「フランス最強のロビー集団であり、社会を牛耳っている。そうした既得権益を手放したい人などいない」もういらないのが世論でしょうかね。上流階級出身者が70%に達している現状では不要な精度でしょうか。

閑話及第-594

閑話及第-ノートルダム大聖堂がなければ、パリの歴史と風景は不完全です。したがって、今回の火災は、パリの象徴を損ない、フランス人の魂を傷つけたフランス国家の悲劇です。これはフランス人でなくてもわかります。説明するまでもなく、ノートルダムはフランス語で「われらが貴婦人」の意味です。聖母に捧げられたこの教会はパリの大聖堂はカトリック信仰の中心地です。中世12世紀半ばに建設が始まり、200年を掛けて完成したのです。そのため、貴重な聖遺物も多い博物館でもあります。セーヌ川に浮かぶシテ島にそびえ立つ大聖堂はまさにパリ中心部に位置し、年間1300万人の観光客が訪れるノートルダム大聖堂ですが、信仰の光です。そして、中世の技術と美意識が融合したゴシック様式の傑作です。荘厳な外観、美しい彫刻に飾られた正面、その上に伸びる二つの塔、鮮やかな色彩を見せるステンドグラスが還暦ジジイのような異教徒をも別世界を思わせて惹きつけます。       ここを舞台にした歴史もあります。ナポレオンは1804年、皇帝になるための戴冠式を、ローマ法王を臨席させて挙行しました。ジグソーパズルの絵にありました。20世紀には2度の大戦中、平和を祈願するミサがおごそかに挙げられ、終戦に際しては歓喜の鐘が打ち鳴らされました。大統領だったドゴールやミッテランの葬儀が営まれたのもここでした。青山葬儀所の比ではないですね。ノートルダム大聖堂は立場の違いや集団の対立を超えて、国民の心を結びつける役割を果たしてきた「記憶の場」ですね。これは事実です。                                    火事の発生時に現場周辺では数多くのパリ市民と観光客が不安げに、時には目に涙を浮かべて、何もできない無力感のまま消火作業を見守っていました。そこには大惨事を前にして自然発生的に生まれた一種の連帯感を感じました。宗教とはこういうものですかね。日本にもこういう連帯感は生まれます。文化を越えて理解できる感覚です。復興を心から祈念します。