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閑話及第-583

閑話及第--ハノイでの米朝会談で議題になったウラン濃縮施設については北朝鮮が隠している2つの施設以外のものが暴かれたと分析してよいですね。つまり、カンソンの濃縮施設以外にもアメリカに絶対に知られていないと思っていた施設が、1つ以上あったと考えるべきです。ウラン濃縮施設については、これまで米朝で協議されていることなので、北朝鮮としては、米国が何を求めてくるのかという手の内は予想していたはずです。                      ところが、実際には北朝鮮は、隠していた重大な情報を暴かれ、アメリカを納得させる答えを出せなかったのです。それがネックになって交渉が進展しなかったのが現実でしょうね。トランプ大統領が「北朝鮮は準備ができていなかった」と言うのはこのことだろう。これで、北朝鮮は、今回もアメリカを騙そうとし、「北朝鮮が騙した過去2回の交渉と同じである」という印象を与えてしまったのでした。                                     アメリカは、北朝鮮のウラン濃縮施設について、確かな情報を掴んでいました。30~40年以上もの経験を有する情報分析官が数万人はいるのですからね。地下(トンネル坑道内も含め)あるいは建物の内部にあるウラン濃縮施設の存在について、彼らはウラン濃縮、偵察衛星、シギント(電波・電子情報)、ヒューミントおよび公開情報などを詳細に分析し、総合的に重ね合わせ解明できていたのでしょうね。解像度約5~10センチの偵察衛星が上空約500キロの位置で、目標の通過時に写真を撮っているのであれば、高度約150~200メートル前後の上空から人の目で見ているこ
とと同じでしょう。ウラン濃縮施設の一般的知識を持っていて、衛星写真の情報を例えば、建設当初の建物の土台、部屋の区割り、電気配線のための溝などの工事、次に運び込む機材、電力の供給施設、人員の出入り、建物が完成するまでの期間、それに活動状況、警備、勤務する要員の施設などを数十年間も見ていれば、詳細は分かるのだそうです。                                                     さらに、イラン、パキスタンなどの同様の動き探ってきた実績がありますからね。また、中国大連などの港からアルミニウム管などのウラン濃縮用の器材が運ばれて来る情報もあるのですだ。これらを考え合わせて、ウラン濃縮施設とその能力について、確認できるでしょう。
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