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閑話及第-713

閑話及第--香港のデモは星条旗の下に集まる参加者でいっぱいになっています。彼らはアメリカ議会に提出された「香港人権・民主主義法案」が早急に可決されることを強く願っていました。この法案が成立し、香港に十分な自治が認められないと判断された場合には、アメリカの「香港政策法」により香港に与えられてきた対米貿易上の特権は剥奪される可能性が出てくるのです。中国本土には与えられていないこれらの特権が奪われれば、香港が関税や技術移転の面で受けてきた恩恵に打撃が及ぶことになるわけです。
デモの参加者は会社員や学生たちです。彼らはトランプ大統領宛に嘆願書を提出しました。香港の民主化運動では、多くの参加者が、トランプ大統領を中国に制裁を科そうとしているという理由で称賛しています。トランプ大統領の気まぐれさや独裁体制を称賛する姿勢を香港のデモ参加者は警戒してしかるべきです。ワシントンでは反中国の機運が今や党を超えて共有されています。民主党の下院議長や共和党の上院議員をはじめ、有力議員らが今では香港のために闘っているのです。           
ところが、たとえアメリカが制裁を科さなかったとしても、中国が、例えば香港市中に人民解放軍を配備するなど強硬手段に訴えれば、香港への信頼感はおのずと失われ、海外企業の撤退につながるでしょうね。
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閑話及第-712

閑話及第-モスクワでロシアの外務次官が駐露大使を外務省に呼び、メドベージェフ首相による北方領土・択捉島訪問やロシア軍が国後島周辺で実施している射撃訓練に対する日本政府からの抗議について、「ロシアへの内政干渉に極めて近い」と抗議しました。「島は第二次世界大戦の結果として合法的にロシア領となった。島でのロシアの経済的・軍事的活動に関する日本政府のコメントは内政干渉の試みに極めて近い」などと主張しました。                     
これは正論です。在露日本大使館によると、この抗議に対し、大使は「露首相の北方領土訪問は日本の立場と相いれず、国民感情を傷つける。射撃訓練は北方領土でのロシアの軍備強化につながり、容認できない」などと反論したそうです。弱い物言いですね。どこが弱いのかと言うと明確になっていない次の表現です。「日本の立場と相いれず」とはどのような日本の立場なのか、どこが相いれないのを述べるべきです。次に「国民感情を傷つける」とは政治的な判断が伴う判断については、どうでも好い観点です。これらが弱い理由です。このままいくとロシアに占領された旧にほんお領土である北方領土は絶対に未来永劫にとりもどせません。戦いで失った領土は戦いでないと取り戻せません。問題はどのような戦争になるか、どのような取引を前提とした戦争になるかなのです。日本のように北方領土のロシア人住民と日本人の元島民らが相互に行き来する「ビザなし交流」が友好の証であり、これが領土返還に近づくステップだと思っている能天気なマインドでは取り戻せません。平和条約なんて5万年早いです。