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閑話及第-595

閑話及第-フランスのマクロン大統領が、大統領や首相、企業経営者を多数出してきたエリート養成機関、国立行政学院(ENA)の廃止を打ち出すかもしれません。フランス世論を二分する議論出るのは確実です。社会格差の是正を目指す待望の改革ととらえる人がいる一方で、大衆に迎合する愚行とエリートにより指摘される声が強いです。 フランスはエリート教育が認められています。エリートは社会をリードする別格のグルプと公認されていて特別な教育を受けるのです。これが社会階層が固定化した現状を是正するという動きに移行しているのです。そのエリート校であるENAはますます特権階層のためのものになりつつあると見られています。同校は、毎年100人前後のエリートをフランスの行政機関上層部に送り込んでいて、エコール・ポリテクニーク(理工科学校)などもある高等教育機関グランゼコールの中では頂点に位置するのです。こうした教育機関の大半は少数精鋭主義で、他の欧米諸国よりも入学が難しいことでも有名です。                                      マクロン氏が訴えかけているのは「機会が平等な社会と優れた国家を実現するには、人材採用、キャリア、行政機関の上層部への昇進に関するルールを刷新しなければならない。だからこそENAなどの教育機関を抑制して、職業訓練、人選、キャリア開発の制度を改める」という話です。「黄色いベスト」の沈静化策として辞しするに過ぎないのですかね。自らも出身であるフランス独自の教育機関であるENAを存続させることに懐疑的なのは、すでに、その存在価値を失っているとみなしているからですかね。「フランスほど意図的にエリート層を生み出し、生涯通用する特権を与えている国は他にはない。きわめて排他的な制度だ」は終り。「フランス最強のロビー集団であり、社会を牛耳っている。そうした既得権益を手放したい人などいない」もういらないのが世論でしょうかね。上流階級出身者が70%に達している現状では不要な精度でしょうか。
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