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閑話及第-606

閑話及第--ついに、マレーシアは中国との取引にあたり、あえてスリランカやパキスタン、フィリピンが取らなかった行動を取りました。中国政府を交渉テーブルに引き戻して、同国がマレーシアで進めてきたプロジェクトのコスト削減を実現しました!   中国は投資して、同国の業者が工事を請け負うマレーシア東海岸鉄道(ECRL)の建設費用を3割以上減額することに合意しました。これは、マレーシアのマハティール・首相にとって大きな勝利ですね。                                        マハティール首相は昨年の選挙で、中国の投資によって進められている国内の事業が自国より中国の利益になっていると主張しました。再交渉することを公約に掲げて当選しました。 ECRL建設計画は、中国がグローバル化の新たな方針により、自国にとって地政学的に重要な政策を推進するためにのみ、世界各地で進めている何十件ものインフラ整備事業の一つにすぎないのです。つまり、中国の政治的・軍事的な野心を満たすためだけの政策なのです。東南アジアからアフリカまでを結ぶ広域経済圏構想”一帯一路”を通じて各国に自国の力を示すことにより、”中国の偉大な再生”を実現しようとしているのです。中国の野望は南シナ海やアフリカ大陸における軍事力の増強となり、世界の安全保障上、また、アメリカにとって大きな課題になっているのです。     中国が各国で請け負うインフラ事業の多くで抱える問題は、採算が合わないことなのです。中国がコストを膨れ上がらせ、各国に多額の債務を負わせているからです。たマレーシアはこの危機から逃れられました。マハティール首相が避けようとしてきたのが、この債務のわなでした。首相は昨年8月にECRLプロジェクトの中止を発表。中国を交渉のテーブルに引き戻して勝利したのです。
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