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閑話及第-615

閑話及第--中国の大手IT(情報技術)企業が香港当局からインターネット専業銀行の開業を認められました。中国勢が宿願としていた香港の金融部門への進出により、現地の英HSBCやスタンダードチャータード銀行は脅かされてしまいました、将来的にはロンドンやニューヨークでも挑戦を受けることになります。香港金融管理局から銀行免許を交付されたのは、ネットサービスの騰訊控股(テンセント)、電子商取引のアリババ集団、スマートフォン世界4位の小米(シャオミ)、保険世界最大手の中国平安保険。とのことです。       
英大手会計事務所香港事務所のフィンテック担当責任者は、香港は「実験場」としての様相を呈するようになっていると話しているそうです。アジアや欧米の伝統的な銀行は数年前から、資金力のあるIT企業が新たな縄張りとして銀行業に目をつけていると警戒してきた。特に個人向けの金融・決済業務は、顧客の支出データという価値ある情報が得られることになるからです。      中国企業にとって、香港でのネットバンキングの期待は大きいのです。既存の銀行が市場を支配してはいても、顧客満足度は先進国・地域のなかで最低の部類に属することを知っているのです。銀行の電子サービスに満足している香港の消費者は25%弱にすぎないそうです。                                  実際に人口770万人の香港を支配しているのは香港上海銀行、HSBCで、利益の過半と収入の3分の1を同地で稼いでいて。すでに電子サービスも提供していますが、新規参入組と直接的に顧客を奪い合うことになるでしょうね。また、香港ではHSBC、中国
銀行香港、恒生銀行、スタンダードチャータードの4大銀行が個人向け銀行融資の約3分の2を占めているのが事実です。     すでに3月と4月に数社の企業に免許が交付されていた。ネット専業保険の衆安在線財産保険、ネット旅行の携程旅行網(シートリップ)などの中国企業に免許が交付されているのです。いよいよ香港は中国になってきました。生粋の香港人は香港を脱出して行き先を探している理由がわかります。                                   香港当局の動きは他のアジア諸国の先例にもなるものです。例えば、シンガポールも独自のネット銀行免許の交付を検討中とされています。華僑がまた東南アジアを席巻してきました。中国本土へ資金が舞い戻る仕組みが着々と整っていきますね。
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