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閑話及第-688

閑話及第--日本の「年金2000万円問題」は韓国でも報じられました。どこも論調は、「日本でも足らないのに韓国は大丈夫か」という自分たちの足下を振り返るものでした。50代の会社員は、「他人事ではないですよ。韓国は少子高齢化も日本とは比べものにならないほど早く進んでいますし、老いは誰にでもやってきて生活に直結する切実な問題です。あらためて老後資金にいくら必要なのか、計算し直しました」とやや興奮ぎみに話していました。
年金問題で訊かれることは大きく2つあります。「日本では年金制度が崩壊したということなのですか?日本は老後資金が2000万円で十分に余裕のある生活ができるんですか?
周知のとおり、韓国では猛スピードで少子高齢化が進んでいて、65歳以上の人口が14%となる高齢社会に突入したのは2年前。そのかかった年数といえば日本が24年だったのに対し、韓国は17年という世界でも類のない速さで進んでおり、2026年には超高齢社会になると予測されているのです。
一方、出生率はじわじわと下がっていて、昨年の合計特殊出生率は遂に0.98人と1人を割りました。ちなみに日本は同年1.42人で3年連続下がっているのですが、韓国はそれをさらに下回っています。
政府も支援に躍起になっているものの今のところ効果は見えませ。そもそも若年層の失業率が高いため、未婚の理由に経済的な事情を挙げる人が多く、20~44歳では男性は58%、女性は48%が未婚(2015年)といわれています。
構造上の問題にくわえて、教育熱の高い韓国では子供に投資する傾向が高く、ちょうど今の40代50代は自分の親と子供に挟まれて出費がもっとも高い世代なのです、老後資金の準備にまで気を配れないのが現実でしょう。
儒教精神は遠い昔の話です。親世代は、大家族が多かったので、老後の面倒は同居したりして、子供がみてくれるものというのが当たり前でした。ですが、今は、自分たちの生活だけで精一杯。その時になったら考えよう、どうにかなるという人も多いのでしょう。それだけ今の生活に余裕がないのが現実なのです。この点は日本も韓国も同じです。
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